注目ポイント
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住宅を建て替えるなんて一生に一度あるかないかの大仕事ですね。プロでなければ建て替えの知識はなくて当たり前です。そもそもどのようなタイミングで建て替えを検討すればよいのでしょうか?シチュエーション別にポイントをまとめています。
建て替え検討に多い理由のひとつに「ライフスタイルの変化」があります。家族の生活の中でも様々なタイミングがありますので紹介します。
子どもが産まれる前、または小さいときに建てた住宅は大きくなった子ども達の生活にぴったりというわけにはいきません。小さいころはそれでよかったのに「“自分の部屋がほしい”と言われた」「子どもが大きくなったので今の間取りでは動線がとりにくい・生活がしにくい」など各ご家庭で「あるある~」と思われるような理由があります。
「社会人になって一人暮らしをはじめた」「結婚して他に住宅をかまえた」…あれほど願っていた子どもの独立の日がやってきました。今まで手狭になっていた住宅にはポカンと空いた部屋がひとつ…ふたつ…夫婦だけでは使い切れず持て余してしまうほどの空間が不便にそして無駄に感じてしまう。これもまた、建て替えを検討するタイミングになります。
元々は別居していたけれど、時々会った瞬間に両親が小さくなった気がする…「老いた両親とこのまま別居していてよいのだろうか…」そうふっと頭によぎった瞬間が建て替えのタイミングになることもあります。今の住宅で部屋があっても今後さらに老いるであろう親のために住みやすくしたいという優しい子ども心がそうさせるのですね。
親の介護なんてまだ先だと思っていたのに…「そろそろ介護が必要かな?」「急に介護が必要になった」そう思うと我が家はなんて段差が多いのだろう、どうしてトイレに手すりが付いていないのだろう。危ないところしか目につかない。最初から介護用に住宅を建てるという選択肢がなかった方はこのタイミングが建て替え時になります。
家族のライフスタイルの変化はもちろんですが、住宅自体の築年数が高く、老朽化や耐震への不安がある場合も建て替え検討の理由に多く挙げられています。
すでに大きな地震が起きている、これから大きな地震が起きるかもしれない、日本全国どこにいたって危ない今の状況で不安しか感じませんね。そして気になるのは今の家の耐震性…築年数が高ければ高いほど気になります。でも、気にしているだけでは何もかわりません。「ここでしっかり耐震した家を建てたい!」と考えるのも建て替えのタイミングになりますね。
日本の住宅、特に木造住宅では「30年」の建て替え目安があります。30年程度たてば壊れやすいと言われている水回りだけでなく、屋根や外壁ななどを含め住宅全体の老朽化にもつながると言われています。目に見えた壊れた場所を一か所一か所直して住み続けるより一度すべて潰して建て替る…というタイミングもあります。
建て替えを検討する際に同時にチェックしておきたいのが「建て替えの手順」です。思っている以上にステップが多いので一度チェックしてみましょう。
施工会社と一言で言っても地元工務店やハウスメーカーなど様々な選択肢があります。「絶対ここにする」と決めている場合をのぞいて数社に相談・見積もりをとった方がよいでしょう。面倒な作業にはなりますが、価格面だけでなく信頼関係を築くことができるかもしっかりと確認しておきましょう。
施工会社が決定した場合はそこから「工事請負契約書」をかわす必要があります。見積もりや間取りの確認はもちろん、プランにいたるまで不明な点は遠慮なく確認し、わからないところがないぐらいまですり合わせを行っておきましょう。契約書を交わした後は法的拘束がありますので、プランの変更などは困難になります。
まずは契約書を交わす前に住宅ローンの審査を通ることができるかの確認を行いましょう。こちらも見積もりと同じく数社の金融機関を考えておいた方がよいでしょう。審査が通る場合はローンの支払い開始日やつなぎ融資が可能かなど一歩すすんだ部分も確認が必要です。実際に契約書を交わした後に正式にローンを申請します。
解体業者を決める際は直接依頼する場合と施工会社を通す場合があります。前者は手数料がかかりませんが、業者を探す負担があります。もちろん、相見積もりもした方がよいでしょう。後者は手数料がかかりますが、業者を探す負担はありません。
解体工事が始まると今の住宅には住み続けることはできませんので、近くで済むことのできる場所を探す必要があります。通勤や通学に支障がでない場所や運び出した家具や家電を置ける場所を確保しなくてはならないため、早めの仮住まい探しを行いましょう。
引っ越し準備で持っていくもの、捨てるもの、捨てるのであれば粗大ごみの日に合わせて計画的にゴミ出しするなど処分の方法も考えておきます。また、工事中は工事車両の出入りや騒音で近隣に迷惑がかかります。事前に挨拶をしておきましょう。施工会社によっては現場のスタッフが代行してくれるところもあります。
引っ越しはギリギリにならないよう、2~3日余裕をもっておこなうのがベストです。万が一、予定していた日程で終わらなかったことを想定して電気や水道の閉栓工事は数日先に行ったほうがよいかもしれません。
~専門業者による解体ですので、住人は何もしなくてよい部分になりますが、解体は分別を行いながら作業するため一般的な大きさの木造2階建て住宅で10~14日程度の期間を要すると考えておいてください。
古い家がなくなった時点で土地の地盤調査を行います。地盤の強度に問題がなければそのまま新築の着工となりますが、必要と判断された場合は地盤改良の工事を行う必要がありますのでさらに期間と費用が追加になることになります。
土地の神様に家を建てる旨の報告や土地を清めるために地鎮祭を行います。合わせて工事の無事、完成をお願いするのも地鎮祭の特徴です。宗教のしばりがない場合はたいてい神式で行います。神主さんの依頼は施工会社が行うことが多いです。
すべてが整い次第、施工会社が建築許可をとり、工事が始まります。消防法や都市計画法など様々な書類・申請が必要となりますが、たいていの場合は施工会社が行います。基礎工事や棟上げ、内装工事、外装工事など順次行って完成となります。
新居が完成すると、本鍵の受け取りとなります。工事完成の内容が確認できた時点で住宅ローンの手続き、施工会社への工事費用の支払いを終わらせ、すべての手続きが完了。仮住まいから新居に引っ越しをすることができます。
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