注目ポイント
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お風呂やキッチンと異なり、注文住宅で間取りを失敗すると変更するのは難しいと言われています。中でも年齢とともに状況が変化しやすい子供の部屋の設計は慎重に考えたいですね。
実は、子供部屋が必要な期間は6~15年と限られています。兄弟の性別が異なると個室が必要ですが、同性だと一部屋で済ます家庭も少なくありません。
また最近は、子供部屋を一つにして寝室として使い、勉強部屋をリビングの隣に設置する間取りも人気です。
子供が思春期になると、帰宅すると親と口を聞かずそのまま自分の部屋にまっすぐ…といった話もよく聞きます。
しかし、間取りで家族のコミュニケーションが変わることもあります。
例えば、子供部屋に行くために必ずリビングを通るようにしておくなど。家族が顔を合わせて会話できる“動線”を意識してみましょう。
子どもの成長、兄弟の誕生によって、家を建ててから子供部屋の数が足らなくなることもあり得ます。
今は小さいから自分の部屋なんていらなくても、子供が将来個室を欲しがる可能性もあります。そこでオススメなのは、将来分割できる広めの部屋を一つ用意しておくこと。
もし子供部屋として使わなくても、別の部屋としても使えます。設計段階では、間仕切りできる設計にしておくこと、そしてドアや照明のスイッチ、電源などを2か所設けておくことです。
親にとって子供は大切な存在であることは言うまでもありません。だからこそ期待や心配など、様々な気持ちが行き交います。しかし、あまりにも気にしすぎてしまうと、子供にとっては億劫です。あれこれしてあげたい気持ちも分かりますが、子供のことを考えずに親としての願望を強くしすぎた部屋はおすすめできません。親には良いものでも、子供に良いとは限りません。
例えば親の寝室の隣にしたり、カギをつけずにいつでもチェックできる環境にしたり。最低限、プライバシーを守れる設計にしておきましょう。
子供はどうしても散らかしてしまいがちです。そのため、収納は多めに用意したほうが良いでしょう。特に子供の時から整理整頓の癖をつけておかないと、成長してからも整理整頓が身につかなくなります。汚い部屋のままでも気にしない、整理整頓が下手なので掃除をしても部屋をきれいにできないという事態は、親としては避けたいはずです。
整理整頓を覚えてもらうためにも収納を多めに確保し、子供に「片付け」の癖を付けさせることは、子供の成長を考えた時に役立つでしょう。
どちらも難しい問題ではありますが、広すぎると整理整頓をする必要がなくなるので部屋がかえって汚くなってしまうケースもあります。反面、狭すぎると使いづらくストレスになってしまうのがネックです。子供は成長するので「適度な部屋の大きさ」の割り出しが難しいのも事実ですが、目安として6畳程度にとどめたほうが良いかもしれません。
子供もいずれは成長して巣立っていくものです。広すぎる部屋に住んでいると自立して新しい部屋に住む際「狭い、窮屈」に感じるでしょう。狭すぎる部屋に住んでいると、自立して家に戻ることが億劫になったり、あるいはその時の反動で不要なほど広い部屋に住みたがったりということも。この点のバランスは実際に子供部屋を持つ人に聞く、業者に相談するのがおすすめです。
家を建てたいと思った時、ある程度子供の成長を考慮して考えるものですが、どのように成長するのかは分かりません。例えば兄弟で同性だから同じ部屋でも良いだろうと思ったものの、思春期を迎えたらギクシャクするようになってお互いがストレスを覚える可能性があります。あるいは家族とのコミュニケーションのためにと思って子供部屋と玄関を直通させないよう設計したら、かえって親の目を盗むかのようにコソコソしたりなんてことも。
子供がどのように成長するのか分からない以上、どうしても後悔がつきまとうものなのかもしれません。ただ、子供と最低限のコミュニケーションを取れる設計にしておけば、親としても安心できるでしょう。
注文住宅の間取りについて勉強するには、完成物件をたくさん見ておくことが大事です。
各社のモデルルームやショールームに行くことで、イメージをふくらませましょう。
会社によっては、モデルルームに宿泊のできるサービスもありますので、よりリアルに生活イメージをふくらますことで、注文住宅での間取りの失敗は少なくなります。
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