注目ポイント
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注文住宅になると、トイレや洗面所の選択肢もぐっと増えます。メーカーはもちろん、手洗い器のレイアウトなど、設計次第でおしゃれな空間を演出することも可能です。
ここではトイレと洗面所の設計の際に、注意すべきポイントを紹介します。
トイレの設計は、手洗いの場所をどうするかによって広さが変わってきます。まず決めておきたいのは、タンクレスか昔からある手洗い器付のトイレかです。
タンクレスのトイレは見た目はすっきりしておしゃれですが、別に手洗い器を設置する必要があるため、ある程度の広さが必要です。
手洗い器には、壁付けタイプやボウルタイプ、カウンターなど色々。トイレのレイアウトによって広さが決まるので、じっくり選びたいですね。
トイレの個数についても考えておかなければいけません。
2階建ての場合、各フロアに一つづつあるのが理想です。今は必要ないけど将来必要かもしれない場合は、とりあえず物入れとしてでもいいのでスペースを設けて、排水管や電源などを確保しておくとよいでしょう。
将来介護が必要になり、車いすが必要になった場合、トイレの改造は必須になります。
特に2世帯住宅の場合、一方のトイレはなるべく広いスペースを確保しておくと万が一の時に安心です。手すりをつけて引き戸タイプにしておくなど、設計士とじっくり話し合っておくことをオススメします。
トイレに手すりを設置したいときや、高齢者の介助が必要な場合は、トイレの広さにも気を付けなければなりません。一般的なトイレの広さは0.5畳~1畳ほどといわれていますが、十分な介助スペースや将来的には手すりを設置したいと考えている場合は、2畳程度の広さが理想的です。
現時点で介助や手すりは必要ない人にとっては、2畳というスペースは広すぎて落ち着かないと感じるかもしれません。万が一に備えたいなら、リフォームで対応できるように工夫するのも良いでしょう。
トイレの扉が内開きになっている住宅は、万が一家族の誰かがお手洗いの中で倒れてしまったときに、外側から開けづらくなるデメリットがあります。また、介助のため介助者とトイレに入る際も、内開きの扉は不便。そのため、トイレの扉は内開きではなく、引き戸タイプの扉にするのがオススメです。
引き戸が設置できない場合は、外開きの扉を設置したほうがよいでしょう。
住まいの間取りを決める際に注意したいのがトイレの位置です。特にトイレを利用する際の音のことを考えて、トイレの設置場所を検討するのが良いでしょう。家族はもちろんのこと、来客者も気軽に使えるトイレにするため、音が気にならない廊下の突き当たりや脱衣所の脇、死角になる場所などを選ぶことをオススメします。
廊下の突き当たりや脱衣所の脇などデッドスペースになりがちな場所にトイレを設けることで、空間を有効的に活用。また、トイレや洗面所などの水回りを集約することで、必要な設備や配管などを1か所にまとめることができ、建築コストも抑えられます。
トイレのスペースに限らず、どの部屋にも言えることですが、転倒防止のために床材は滑りにくい素材を選ぶことが重要です。
特にトイレは立ったり座ったりの動作が多く、転倒が起きやすい場所です。そのため床材を表面に凹凸がある、塩化ビニール樹脂性のクッションフロアにすることがオススメ。また、掃除も中性洗剤を使って拭き掃除し、掃除機でホコリやゴミを取ったりする程度でいいので利便性も◎です。
浴室や洗面所と同様に、トイレも温度差によるヒートショックの危険があります。
ヒートショックとは、室温の急激な変化で血圧が大きく変わり健康被害をもたらすもので、高齢者の方はとくに注意が必要です。トイレのヒートショック対策として挙げられるのは、人感センサー付きのヒーターを設置して足元の冷えを防止したり、温水洗浄便座の機能が付いたトイレを選んだりするなど。このような対策を行い、ヒートショックの防止に努めるようにしましょう。
洗面所は家族全員が使う空間なので物があふれがちです。スッキリ見せるためには、どれだけ収納スペースを確保できるかが勝負です。
洗面所はデザイン性が高いものに目が惹かれがちですが、掃除のしやすさなど使い勝手重視で選びましょう。湿気がこもりがちなスペースなので、鏡に曇り止め機能が付いていると快適です。
家事の要であるキッチン、洗濯機、お風呂の水回りの動線は、なるべくスムーズに。
特に、服を脱いですぐに洗濯機に入れることを考えると、洗面所の中に洗濯機置き場があると快適です。
トイレに関しては、お風呂やキッチンと同様に、なるべく多くのショールームに通って実物を見てみましょう。
ショールームではデザイン性に目が行きがちですが、機能性を第一に考えることを忘れずに。トイレはペーパーホルダーの位置など、以外と細かな部分が使い勝手に影響します。
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